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[「My Library!」75] 2024年2月21日 前回コラムのおすすめ数字でした。 『 My Library 』へようこそ〜♪ミステリー小説とは、殺人・詐欺・誘拐・盗難など、何かしらの犯罪や事件の謎を、論理的に解決していく小説ジャンルのひとつです。今回はミステリー小説を2冊紹介します。 ■『爆弾』 呉勝浩(著) 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。警察は爆発を止めることができるのか。爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。2023年本屋大賞4位。このミステリが読みたい1位。呉さんの作品は初読み。取調室にて繰り広げられるスズキタゴサクと刑事との心理戦に終始イライラ。疲れた。ずっと取調べ室にいた感じで、外に出て新鮮な空気を吸いたい気分に。警察側の登場人物も魅力がなく、いまいちキャラが分かりづらい。ただ文章を追っただけで、集中できないまま読み終わってしまった。犯人にたどり着く過程は、まあまあ面白かったが、ラストはちょっとすっきりしなかった。おすすめ度は、★2つ半。 ■『白鳥とコウモリ』 東野圭吾(著) 幸せな日々は、もう手放さなければならない。遺体で発見された善良な弁護士。一人の男が殺害を自供し事件は解決……のはずだった。「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の"告白"、その絶望……そして希望。「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」私たちは未知なる迷宮に引き込まれる……。事件が絡み合って、展開も早くて、おもしろく一気読みできたけど……、辛口で「ネタバレ」レビューします。フィクション(作り話)なので、何があってもいいんだろうが、加害者の息子と被害者の娘が、協力して事件を捜査するなんて実際にありえるのだろうか?織恵さんも名女優を演じているのか?最後まで他人事のようで?当事者意識が薄いような気がするし……、真犯人が分ったとき、国選弁護人の堀部はどんな反応をしたのか知りたかったな。万人受けを狙ってか極めつけが、父親が亡くなって1週間しか経っていないのに「愛の告白」をしに行くって?どうなのよ?ラストもなんだかなぁ。本の帯に書かれた「新たなる最高傑作」ではなかったような。モヤモヤして読了。おすすめ度は、★4つ。 ――つづく。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今回のおすすめN3は、第6406回終了現在、第6349回 より57回出現なしの3桁プラス[11]狙いで 5点。 [074] [254] [272] [290] [371] 超速ロト・ナンバーズTOPへ (C)イマジカインフォス
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[「My Library!」75] 2024年2月21日 前回コラムのおすすめ数字でした。 『 My Library 』へようこそ〜♪ミステリー小説とは、殺人・詐欺・誘拐・盗難など、何かしらの犯罪や事件の謎を、論理的に解決していく小説ジャンルのひとつです。今回はミステリー小説を2冊紹介します。 ■『爆弾』 呉勝浩(著) 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。警察は爆発を止めることができるのか。爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。2023年本屋大賞4位。このミステリが読みたい1位。呉さんの作品は初読み。取調室にて繰り広げられるスズキタゴサクと刑事との心理戦に終始イライラ。疲れた。ずっと取調べ室にいた感じで、外に出て新鮮な空気を吸いたい気分に。警察側の登場人物も魅力がなく、いまいちキャラが分かりづらい。ただ文章を追っただけで、集中できないまま読み終わってしまった。犯人にたどり着く過程は、まあまあ面白かったが、ラストはちょっとすっきりしなかった。おすすめ度は、★2つ半。 ■『白鳥とコウモリ』 東野圭吾(著) 幸せな日々は、もう手放さなければならない。遺体で発見された善良な弁護士。一人の男が殺害を自供し事件は解決……のはずだった。「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の"告白"、その絶望……そして希望。「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」私たちは未知なる迷宮に引き込まれる……。事件が絡み合って、展開も早くて、おもしろく一気読みできたけど……、辛口で「ネタバレ」レビューします。フィクション(作り話)なので、何があってもいいんだろうが、加害者の息子と被害者の娘が、協力して事件を捜査するなんて実際にありえるのだろうか?織恵さんも名女優を演じているのか?最後まで他人事のようで?当事者意識が薄いような気がするし……、真犯人が分ったとき、国選弁護人の堀部はどんな反応をしたのか知りたかったな。万人受けを狙ってか極めつけが、父親が亡くなって1週間しか経っていないのに「愛の告白」をしに行くって?どうなのよ?ラストもなんだかなぁ。本の帯に書かれた「新たなる最高傑作」ではなかったような。モヤモヤして読了。おすすめ度は、★4つ。 ――つづく。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今回のおすすめN3は、第6406回終了現在、第6349回 より57回出現なしの3桁プラス[11]狙いで 5点。 [074] [254] [272] [290] [371] 超速ロト・ナンバーズTOPへ (C)イマジカインフォス
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