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[「『心情城物語5』後編」]

2023年11月15日
第6338回「866」を「66」ミニ当せん♪
ご無沙汰ミニボックス未出現狙いでした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

里ちゃんはビックリして、すぐさま旦那さんに知らせました。「お客さんが、大きな金剛石(ダイヤモンド)をお持ちです。是非ともゆずり受けて、家の宝物にしましょう」

「金剛石か!よしわかった」はさっそく、プリ衛門に頼みました。「お客さま。どうかお持ちの石を、千両でおゆずりください」

「はあ?なに言うとんの、あいつ。あほかいな」プリ衛門は、あっけにとられました。ただで拾ってきた石ころが千両だなんて、いくらなんでも高すぎます。

「そんな値段では〜、とても売れんわ〜」プリ衛門は正直に、(これは拾ってきた物やわ〜)と言うつもりでしたが、旦那さんは勝手に勘違いして値をつりあげました。

「では、一万両ではいかがでしょう?」

「いやいや、だから〜、そんな値段では〜とても」プリ衛門がうろたえると、主人はますます勘違いして、「それでは思い切って、二万両でどうでしょう?」と、大変な値をつけました。

「よし、売った!」プリ衛門は、大喜びで二万両を受け取ると、大急ぎで我が家へ帰りました。ところが家は空っぽで、誰もいません。

「おかしいな。ピン子は〜、どこへ行ったんや?」いつまで待ってもピン子さんが帰ってこないので、プリ衛門が近所のマサくんに話を聞くと、何とピン子さんは、プリ衛門が出かけた後に、急な病で死んでしまい、今はお墓に入っているとの事です。

「なんや〜、せっかく大金持ちになって〜、帰ってきたというのに〜。……せめて、墓まいりをしてやろう」プリ衛門がお墓にいくと、草がぼうぼうです。

「まずは〜、草取りせなあかんわ〜」プリ衛門が草をむしりはじめると……、

「いたたたたっ」と、声がしました。
「へんやなあ〜? 草がものを〜ゆうわけがあらへんし〜、気のせいやろう。もっと〜まとめて〜引っこ抜いたるか」プリ衛門がひとまとめにした草を、力まかせに引き抜こうとすると……。

「お前さん!あたしの大事な髪の毛を抜いて、どうする気や!ねぼけんとくれ」と、聞き覚えのある、ピン子さんの声がしました。

「あれ〜?おれのピン子は〜、とっくに死んだはずだが?」

プリ衛門が目をこすって見回すと、そこは我が家のえんがわでした。

「あちゃ〜。どうりで話がうますぎると思たら、昼寝の夢か〜」プリ衛門はあくびまじりに、大きなためいきをつきましたとさ。

「ドスコイ料亭の女将葵さん、ありがとうにゃん。またこらむのネタ切れで困ったら、おもしろい話やためになる話を教えてほしいにゃん」

おしまい

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回のおすすめN3は、第6339回終了現在、第6259回より80回出現なしの[38]ボックスペア狙いで 5点。

[387] [398] [538] [813] [863]


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2023年11月15日
第6338回「866」を「66」ミニ当せん♪
ご無沙汰ミニボックス未出現狙いでした。

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里ちゃんはビックリして、すぐさま旦那さんに知らせました。「お客さんが、大きな金剛石(ダイヤモンド)をお持ちです。是非ともゆずり受けて、家の宝物にしましょう」

「金剛石か!よしわかった」はさっそく、プリ衛門に頼みました。「お客さま。どうかお持ちの石を、千両でおゆずりください」

「はあ?なに言うとんの、あいつ。あほかいな」プリ衛門は、あっけにとられました。ただで拾ってきた石ころが千両だなんて、いくらなんでも高すぎます。

「そんな値段では〜、とても売れんわ〜」プリ衛門は正直に、(これは拾ってきた物やわ〜)と言うつもりでしたが、旦那さんは勝手に勘違いして値をつりあげました。

「では、一万両ではいかがでしょう?」

「いやいや、だから〜、そんな値段では〜とても」プリ衛門がうろたえると、主人はますます勘違いして、「それでは思い切って、二万両でどうでしょう?」と、大変な値をつけました。

「よし、売った!」プリ衛門は、大喜びで二万両を受け取ると、大急ぎで我が家へ帰りました。ところが家は空っぽで、誰もいません。

「おかしいな。ピン子は〜、どこへ行ったんや?」いつまで待ってもピン子さんが帰ってこないので、プリ衛門が近所のマサくんに話を聞くと、何とピン子さんは、プリ衛門が出かけた後に、急な病で死んでしまい、今はお墓に入っているとの事です。

「なんや〜、せっかく大金持ちになって〜、帰ってきたというのに〜。……せめて、墓まいりをしてやろう」プリ衛門がお墓にいくと、草がぼうぼうです。

「まずは〜、草取りせなあかんわ〜」プリ衛門が草をむしりはじめると……、

「いたたたたっ」と、声がしました。
「へんやなあ〜? 草がものを〜ゆうわけがあらへんし〜、気のせいやろう。もっと〜まとめて〜引っこ抜いたるか」プリ衛門がひとまとめにした草を、力まかせに引き抜こうとすると……。

「お前さん!あたしの大事な髪の毛を抜いて、どうする気や!ねぼけんとくれ」と、聞き覚えのある、ピン子さんの声がしました。

「あれ〜?おれのピン子は〜、とっくに死んだはずだが?」

プリ衛門が目をこすって見回すと、そこは我が家のえんがわでした。

「あちゃ〜。どうりで話がうますぎると思たら、昼寝の夢か〜」プリ衛門はあくびまじりに、大きなためいきをつきましたとさ。

「ドスコイ料亭の女将葵さん、ありがとうにゃん。またこらむのネタ切れで困ったら、おもしろい話やためになる話を教えてほしいにゃん」

おしまい

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今回のおすすめN3は、第6339回終了現在、第6259回より80回出現なしの[38]ボックスペア狙いで 5点。

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