XHTML版 | HTML版 | DebugString | ||
[「『心情城物語5』後編」] 2023年11月15日 ご無沙汰ミニボックス未出現狙いでした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 里ちゃんはビックリして、すぐさま旦那さんに知らせました。「お客さんが、大きな金剛石(ダイヤモンド)をお持ちです。是非ともゆずり受けて、家の宝物にしましょう」 「金剛石か!よしわかった」はさっそく、プリ衛門に頼みました。「お客さま。どうかお持ちの石を、千両でおゆずりください」 「はあ?なに言うとんの、あいつ。あほかいな」プリ衛門は、あっけにとられました。ただで拾ってきた石ころが千両だなんて、いくらなんでも高すぎます。 「そんな値段では〜、とても売れんわ〜」プリ衛門は正直に、(これは拾ってきた物やわ〜)と言うつもりでしたが、旦那さんは勝手に勘違いして値をつりあげました。 「では、一万両ではいかがでしょう?」 「いやいや、だから〜、そんな値段では〜とても」プリ衛門がうろたえると、主人はますます勘違いして、「それでは思い切って、二万両でどうでしょう?」と、大変な値をつけました。 「よし、売った!」プリ衛門は、大喜びで二万両を受け取ると、大急ぎで我が家へ帰りました。ところが家は空っぽで、誰もいません。 「おかしいな。ピン子は〜、どこへ行ったんや?」いつまで待ってもピン子さんが帰ってこないので、プリ衛門が近所のマサくんに話を聞くと、何とピン子さんは、プリ衛門が出かけた後に、急な病で死んでしまい、今はお墓に入っているとの事です。 「なんや〜、せっかく大金持ちになって〜、帰ってきたというのに〜。……せめて、墓まいりをしてやろう」プリ衛門がお墓にいくと、草がぼうぼうです。 「まずは〜、草取りせなあかんわ〜」プリ衛門が草をむしりはじめると……、 「いたたたたっ」と、声がしました。 「へんやなあ〜? 草がものを〜ゆうわけがあらへんし〜、気のせいやろう。もっと〜まとめて〜引っこ抜いたるか」プリ衛門がひとまとめにした草を、力まかせに引き抜こうとすると……。 「お前さん!あたしの大事な髪の毛を抜いて、どうする気や!ねぼけんとくれ」と、聞き覚えのある、ピン子さんの声がしました。 「あれ〜?おれのピン子は〜、とっくに死んだはずだが?」 プリ衛門が目をこすって見回すと、そこは我が家のえんがわでした。 「あちゃ〜。どうりで話がうますぎると思たら、昼寝の夢か〜」プリ衛門はあくびまじりに、大きなためいきをつきましたとさ。 「ドスコイ料亭の女将葵さん、ありがとうにゃん。またこらむのネタ切れで困ったら、おもしろい話やためになる話を教えてほしいにゃん」 おしまい 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今回のおすすめN3は、第6339回終了現在、第6259回より80回出現なしの[38]ボックスペア狙いで 5点。 [387] [398] [538] [813] [863] 超速ロト・ナンバーズTOPへ (C)イマジカインフォス
(C)Edia |
[「『心情城物語5』後編」] 2023年11月15日 ご無沙汰ミニボックス未出現狙いでした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 里ちゃんはビックリして、すぐさま旦那さんに知らせました。「お客さんが、大きな金剛石(ダイヤモンド)をお持ちです。是非ともゆずり受けて、家の宝物にしましょう」 「金剛石か!よしわかった」はさっそく、プリ衛門に頼みました。「お客さま。どうかお持ちの石を、千両でおゆずりください」 「はあ?なに言うとんの、あいつ。あほかいな」プリ衛門は、あっけにとられました。ただで拾ってきた石ころが千両だなんて、いくらなんでも高すぎます。 「そんな値段では〜、とても売れんわ〜」プリ衛門は正直に、(これは拾ってきた物やわ〜)と言うつもりでしたが、旦那さんは勝手に勘違いして値をつりあげました。 「では、一万両ではいかがでしょう?」 「いやいや、だから〜、そんな値段では〜とても」プリ衛門がうろたえると、主人はますます勘違いして、「それでは思い切って、二万両でどうでしょう?」と、大変な値をつけました。 「よし、売った!」プリ衛門は、大喜びで二万両を受け取ると、大急ぎで我が家へ帰りました。ところが家は空っぽで、誰もいません。 「おかしいな。ピン子は〜、どこへ行ったんや?」いつまで待ってもピン子さんが帰ってこないので、プリ衛門が近所のマサくんに話を聞くと、何とピン子さんは、プリ衛門が出かけた後に、急な病で死んでしまい、今はお墓に入っているとの事です。 「なんや〜、せっかく大金持ちになって〜、帰ってきたというのに〜。……せめて、墓まいりをしてやろう」プリ衛門がお墓にいくと、草がぼうぼうです。 「まずは〜、草取りせなあかんわ〜」プリ衛門が草をむしりはじめると……、 「いたたたたっ」と、声がしました。 「へんやなあ〜? 草がものを〜ゆうわけがあらへんし〜、気のせいやろう。もっと〜まとめて〜引っこ抜いたるか」プリ衛門がひとまとめにした草を、力まかせに引き抜こうとすると……。 「お前さん!あたしの大事な髪の毛を抜いて、どうする気や!ねぼけんとくれ」と、聞き覚えのある、ピン子さんの声がしました。 「あれ〜?おれのピン子は〜、とっくに死んだはずだが?」 プリ衛門が目をこすって見回すと、そこは我が家のえんがわでした。 「あちゃ〜。どうりで話がうますぎると思たら、昼寝の夢か〜」プリ衛門はあくびまじりに、大きなためいきをつきましたとさ。 「ドスコイ料亭の女将葵さん、ありがとうにゃん。またこらむのネタ切れで困ったら、おもしろい話やためになる話を教えてほしいにゃん」 おしまい 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今回のおすすめN3は、第6339回終了現在、第6259回より80回出現なしの[38]ボックスペア狙いで 5点。 [387] [398] [538] [813] [863] 超速ロト・ナンバーズTOPへ (C)イマジカインフォス
(C)Edia |