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[「My Library!」69]

2023年7月19日
『 My Library 』へようこそ〜♪ 1年に1冊も本を読まないという方は、きっと、おもしろい!と思う最初の1冊にまだ出会っていないのでは?本のおもしろさは、いろいろあります。共感はもちろん、反対のおもしろさも、登場人物の気持ちがわからない、自分と全然違うという非共感、それを「他者と出会う喜び」ととらえれば、おもしろさの幅が広がるのではないでしょうか?それでは、昨年読んでいて紹介できなかった本を2冊紹介します。


■『正欲』 朝井 リョウ(著)

2022年本屋大賞4位柴田錬三郎賞受賞作。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づいた女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。しかしその繋がりは、「多様性を尊重する時代」にとって、ひどく不都合なものだった……。これは共感を呼ぶ傑作か?目を背けたくなる問題作か?作家生活10周年記念作品。

初めて朝井さんの小説を読んだ。オムニバス形式で啓喜、八重子、夏月の話が進んでいく。「ダイバーシティ」?「マイノリティ」?「マジョリティ」?恥ずかしながら、あとで検索して意味がわかったが、マジョリティ(多数派)側の私は普段意識したことなかったので、あまり共感できす、こういう世界もあるのだなぁ?と気づかされた。「水フェチ」をカミングアウトするのってそんなに難しいのかな?性欲ではなく正しい欲、読了してタイトルの意味がよくわかった。佐々木佳道と諸橋大也が可哀そう。なんだか凪良ゆうさんの『流浪の月』と同じような読後感だった。
おすすめ度は、★3つ。


■『夢をかなえるゾウ0』 水野 敬也(著)

累計460万部突破「日本一読まれている自己啓発小説」とされる「夢をかなえるゾウ」シリーズの最新作。シリーズの原点である本作では、平凡な上に「夢がない」会社員に、シリーズお馴染みのインドの神様・ガネーシャが、「夢とは何か?」「夢は本当に必要なのか?」を教えてくれる。

関西弁のガネーシャが夢に悩める主人公に対してギャグを言ってはスベり倒し、しょうもないことで怒り散らかし、振り回しながらも、数々の成功者を導いてきたという「教え」を説く。そして、主人公は半信半疑ながらもそれを実行していくことで、夢に向かって一歩ずつ進んでいく、という物語だ。第一作『夢をかなえるゾウ』は読んでおもしろかったが、今回はなんだかばかばかしくて、物語としてはいまいちだったな。ガネーシャの教えは、単純で簡単なことが多く、実行してることも多々あった。特に印象に残ったのは、「過去の出来事を『伏線』ととらえ、希望を持ち続ける」だ。そうだよね、今までのナンバーズのハズレた悔しさは、大きく当てるための伏線なんだ!必ず回収してやるぞ〜!偉人たちもたくさん出てきて、感銘を受けたが、バクやシヴァのキャラには馴染めなかった。
おすすめ度は、★3つ。


――つづく。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回のおすすめN3は、第6254回終了現在、第6162回より92回出現なしの[15 ]ボックスペア狙いで 5点継続。

[151] [156] [215] [517] [518]


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『 My Library 』へようこそ〜♪ 1年に1冊も本を読まないという方は、きっと、おもしろい!と思う最初の1冊にまだ出会っていないのでは?本のおもしろさは、いろいろあります。共感はもちろん、反対のおもしろさも、登場人物の気持ちがわからない、自分と全然違うという非共感、それを「他者と出会う喜び」ととらえれば、おもしろさの幅が広がるのではないでしょうか?それでは、昨年読んでいて紹介できなかった本を2冊紹介します。


■『正欲』 朝井 リョウ(著)

2022年本屋大賞4位柴田錬三郎賞受賞作。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づいた女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。しかしその繋がりは、「多様性を尊重する時代」にとって、ひどく不都合なものだった……。これは共感を呼ぶ傑作か?目を背けたくなる問題作か?作家生活10周年記念作品。

初めて朝井さんの小説を読んだ。オムニバス形式で啓喜、八重子、夏月の話が進んでいく。「ダイバーシティ」?「マイノリティ」?「マジョリティ」?恥ずかしながら、あとで検索して意味がわかったが、マジョリティ(多数派)側の私は普段意識したことなかったので、あまり共感できす、こういう世界もあるのだなぁ?と気づかされた。「水フェチ」をカミングアウトするのってそんなに難しいのかな?性欲ではなく正しい欲、読了してタイトルの意味がよくわかった。佐々木佳道と諸橋大也が可哀そう。なんだか凪良ゆうさんの『流浪の月』と同じような読後感だった。
おすすめ度は、★3つ。


■『夢をかなえるゾウ0』 水野 敬也(著)

累計460万部突破「日本一読まれている自己啓発小説」とされる「夢をかなえるゾウ」シリーズの最新作。シリーズの原点である本作では、平凡な上に「夢がない」会社員に、シリーズお馴染みのインドの神様・ガネーシャが、「夢とは何か?」「夢は本当に必要なのか?」を教えてくれる。

関西弁のガネーシャが夢に悩める主人公に対してギャグを言ってはスベり倒し、しょうもないことで怒り散らかし、振り回しながらも、数々の成功者を導いてきたという「教え」を説く。そして、主人公は半信半疑ながらもそれを実行していくことで、夢に向かって一歩ずつ進んでいく、という物語だ。第一作『夢をかなえるゾウ』は読んでおもしろかったが、今回はなんだかばかばかしくて、物語としてはいまいちだったな。ガネーシャの教えは、単純で簡単なことが多く、実行してることも多々あった。特に印象に残ったのは、「過去の出来事を『伏線』ととらえ、希望を持ち続ける」だ。そうだよね、今までのナンバーズのハズレた悔しさは、大きく当てるための伏線なんだ!必ず回収してやるぞ〜!偉人たちもたくさん出てきて、感銘を受けたが、バクやシヴァのキャラには馴染めなかった。
おすすめ度は、★3つ。


――つづく。

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今回のおすすめN3は、第6254回終了現在、第6162回より92回出現なしの[15 ]ボックスペア狙いで 5点継続。

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