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[「My Library!」106]

2026年9月8日
『 My Library 』へようこそ〜♪
厳しかった夏の暑さも少しずつ和らぎ、朝晩に秋の気配を感じる季節になりました。
9月といえば「読書の秋」。暑さを理由に少し遠ざかっていた本とも、そろそろゆっくり向き合いたいところです。今月も、そんな「これは読んでみたい」と思える一冊をご紹介します。ページをめくる楽しさと、本を読み終えたあとの余韻を皆さんと共有できればと思います。
では今回のおすすめ本は……。


■『エピクロスの処方箋』 夏川 草介(著)

「君はここまで来るために、何人の患者を死なせてきた?」
思想する医師・雄町哲郎は今日も京都の街をゆく。
大人気、哲学エンタメシリーズ待望の第二弾!
大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望されながらも、母を亡くし一人になった甥のために地域病院で働く内科医の雄町哲郎。ある日、哲郎の力量に惚れ込む大学准教授の花垣から、難しい症例が持ち込まれた。患者は82歳の老人。それは、かつて哲郎が激怒させた大学病院の絶対権力者・飛良泉寅彦教授の父親だった…。

2026年本屋大賞第4位。医療を通して「幸福とは何か」を問いかける物語だった。
高齢患者の治療を前に、延命だけが医療ではないという現実が静かに描かれる。医師は病気を治すことはできても、人の命には限りがある。その中で患者一人ひとりが何を望み、どのように人生を全うしたいのかに寄り添うことこそ、医療の本質なのだと感じさせられた。
哲学者エピクロスの思想は、「幸福とは心の平静にある」という考えを、物語を通して描かれている。哲郎もまた、名誉や成功ではなく、自分が信じる医療を貫く道を選ぶ。その姿に医師としての誠実さが伝わってくる作品だった。『神様のカルテ』のように第三弾、四弾と続いて行きそうだな。
おすすめ度は、★4つ半。


■『謎の香りはパン屋から』 土屋 うさぎ(著)

大学一年生の市倉小春は漫画家を目指しつつ、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしていた。あるとき、同じパン屋で働いている親友の由貴子に一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンされてしまう。誘ってきたのは彼女のほうなのにどうして?疑問に思った小春は、彼女の行動を振り返り、意外な真相に辿りつく……。
パン屋を舞台とした〈日常の謎〉連作ミステリー!

『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、本作で小説家デビュー。
ミステリーと言うより、焼きたてのパンの香りに包まれながら、小さな謎を解き明かしていく5話の連作短編集。土屋さんは漫画家だそうで、読みやすくクスっと笑えるコミカルな会話もあり、個性的なキャラもいて一気に読めた。エピローグでさりげなく散りばめられていた伏線が回収されてスッキリ。図書館に『謎の香りはパン屋から2』もおすすめコーナーにあったの
で、手に取ってみたい。
『このミス』大賞の賞金が1200万円だそうで、初めて書いた小説で大賞をとるなんてすごい!
おすすめ度は、★4つ半。

――つづく。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回のおすすめN3は、第7064回終了現在、第7046回より 18回出現なしのボックスペア[12]狙いで 10点。

[075] [165] [174] [246] [255]
[345] [381] [408] [723] [930]


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厳しかった夏の暑さも少しずつ和らぎ、朝晩に秋の気配を感じる季節になりました。
9月といえば「読書の秋」。暑さを理由に少し遠ざかっていた本とも、そろそろゆっくり向き合いたいところです。今月も、そんな「これは読んでみたい」と思える一冊をご紹介します。ページをめくる楽しさと、本を読み終えたあとの余韻を皆さんと共有できればと思います。
では今回のおすすめ本は……。


■『エピクロスの処方箋』 夏川 草介(著)

「君はここまで来るために、何人の患者を死なせてきた?」
思想する医師・雄町哲郎は今日も京都の街をゆく。
大人気、哲学エンタメシリーズ待望の第二弾!
大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望されながらも、母を亡くし一人になった甥のために地域病院で働く内科医の雄町哲郎。ある日、哲郎の力量に惚れ込む大学准教授の花垣から、難しい症例が持ち込まれた。患者は82歳の老人。それは、かつて哲郎が激怒させた大学病院の絶対権力者・飛良泉寅彦教授の父親だった…。

2026年本屋大賞第4位。医療を通して「幸福とは何か」を問いかける物語だった。
高齢患者の治療を前に、延命だけが医療ではないという現実が静かに描かれる。医師は病気を治すことはできても、人の命には限りがある。その中で患者一人ひとりが何を望み、どのように人生を全うしたいのかに寄り添うことこそ、医療の本質なのだと感じさせられた。
哲学者エピクロスの思想は、「幸福とは心の平静にある」という考えを、物語を通して描かれている。哲郎もまた、名誉や成功ではなく、自分が信じる医療を貫く道を選ぶ。その姿に医師としての誠実さが伝わってくる作品だった。『神様のカルテ』のように第三弾、四弾と続いて行きそうだな。
おすすめ度は、★4つ半。


■『謎の香りはパン屋から』 土屋 うさぎ(著)

大学一年生の市倉小春は漫画家を目指しつつ、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしていた。あるとき、同じパン屋で働いている親友の由貴子に一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンされてしまう。誘ってきたのは彼女のほうなのにどうして?疑問に思った小春は、彼女の行動を振り返り、意外な真相に辿りつく……。
パン屋を舞台とした〈日常の謎〉連作ミステリー!

『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、本作で小説家デビュー。
ミステリーと言うより、焼きたてのパンの香りに包まれながら、小さな謎を解き明かしていく5話の連作短編集。土屋さんは漫画家だそうで、読みやすくクスっと笑えるコミカルな会話もあり、個性的なキャラもいて一気に読めた。エピローグでさりげなく散りばめられていた伏線が回収されてスッキリ。図書館に『謎の香りはパン屋から2』もおすすめコーナーにあったの
で、手に取ってみたい。
『このミス』大賞の賞金が1200万円だそうで、初めて書いた小説で大賞をとるなんてすごい!
おすすめ度は、★4つ半。

――つづく。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回のおすすめN3は、第7064回終了現在、第7046回より 18回出現なしのボックスペア[12]狙いで 10点。

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